不眠でお悩みのあなたへ

「夜眠れない」ことでお悩みではありませんか?

ストレス社会ともいわれる現代。なかなか眠れない、眠りが浅い、すぐに目が覚めるなど様々な不眠の悩みを抱える人は少なくありません。
健やかで健康な体を保ちながら毎日を過ごすには、質の良い十分な睡眠を取ることが大切です。
免疫力低下や眠れないことによるストレスや不安になってしまう睡眠不足。改善するための手段として睡眠薬を使用し、それ以降睡眠薬に依存してしまうのではないかと不安に思う方は多いと思います。
そんな方に一度試してほしいものが漢方です。

不眠に漢方薬、不眠に対してどんな効果が漢方で期待できるのか、ご紹介いたします。

ストレス社会ともいわれる現代。なかなか眠れない、眠りが浅い、すぐに目が覚める

不眠って?

睡眠は、3時間寝れば元気に動ける人もいれば、長時間寝ても疲れが取れないと感じる人もいたり、個人差が大きいものです。
不眠の判断の基準として、「眠れなくてストレスを感じる」「眠くて日常生活に支障がある」ということが挙げられます。

一般成人を対象に行われた日本での疫学調査では、男性の17.3~22.3%,女性の20.5~21.5%に不眠が認められ,比較的頻度の高い症状です。また、男女ともに加齢とともに不眠の有症率は増加する傾向があります。

不眠の種類としては大きく4種類あります。

  1. 寝つきが悪く30分以上寝られない「入眠障害」
  2. 途中で目が覚めてしまい、そこから眠りにつけない「中途覚醒」
  3. 眠りが浅く夢が多く、十分寝たはずなのに寝足りない「熟睡障害」
  4. 朝早くに目が覚めてしまう「早期覚醒」

これらの症状が、大体3週間以上続き、ストレスを感じ辛い状態であれば不眠と判断できます。

あなたはいかがでしょうか?

なぜ不眠になってしまうのか?

では、なぜ不眠の症状が出てしまうのでしょうか。

まずは考えられるのは環境の要因です。
寝る際の周囲が振動や騒音のようにわかりやすいものから、実は寝具が体に合っていない場合や、照明の照度によって眠りを妨げられていることなど様々な可能性が存在しています。

次は肉体的な要因です。
痛みやかゆみ、病気で眠れないことがあります。
処方されている薬の影響で覚醒されるということもあります。

最後に考えられるのは精神的な要因です。
日常の中で感じるストレスや不安から神経が刺激され、常に脳内が緊張状態になってしまい眠りが妨げられます。
その症状がひどくなると、うつ病や神経症などの心の病気に発展し、さらなる不眠の原因になってきます。
その他にアルコールやカフェインの影響、加齢により眠りが浅くなり熟睡が得られないこともあります。

なぜ不眠になってしまうのか?

辛い不眠を改善するには?

上記にあげたような環境の影響や肉体的な原因が要因となる不眠は、問題となる環境を変える、生活を見直していけば不眠の改善が見込めます。
改善が難しいのは精神的なストレスが原因である不眠です。
ほうっておくと、心の病気にもつながる可能性もありますので、慎重に対処することが大切です。
また加齢が原因で眠れないことも、わかりやすい解決方法がなく改善が難しいものでもあります。

不眠症は投薬療法も可能です。
処方箋の必要な睡眠導入剤や、睡眠薬の主流になっているベンゾジアゼピン系は大変即効性があります。またテレビCMでも流れているような睡眠改善薬は、薬局でも買える手軽なもの存在します。
しかしそういった睡眠薬に頼ることで睡眠薬を手放せなくなるのではないかと不安に思い、治療に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
そういった背景もあり、今不眠治療で注目されているのが漢方なのです。

漢方による不眠改善の効果

睡眠薬は睡眠を誘発しますが、漢方薬は睡眠薬とは異なり、不眠の背景にある心身のバランスの崩れを改善し、自然な眠りが訪れるようにするものです。
すべての不眠の方に同じ漢方薬を処方するのではなく、ひとりひとりの体質や症状に合わせて漢方薬を使い分けます。
興奮状態で眠れないのなら興奮を収める必要があり、不安で眠れないなら不安を取り除く必要があります。
自然な眠りの妨げとなるそれらの精神的な原因や崩れてしまった体のバランスを整えることで正していくことが漢方薬によって可能です。
このような考え方は不眠が心・胆の異常からきていると考える東洋医学の考え方に基づきます。

松久医院では漢方専門医がおり、適切な診断の上、あなたに合った漢方薬をお出しします。
不眠でお悩みの方は一度お気軽にご相談ください。